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光を待つ人

先日、秋晴れの中、いったことのない神社へと足を運んでみた次第でございます。

七五三の季節であり、境内にはたくさんの子供連れの方々が途切れなく訪れておりました。

今日は被写体になりそうなものはないなと思い、別の場所に移動しようとしたところ出会ってしまいました。

獅子頭でございます。

今日はこの被写体に決めたとばかりにじっと待ちます。

ひたすら待ちます。

何を待つかと言えば、、、

光でございます。

ちょうど太陽の位置を確認すると獅子頭に光が当たるだろうと思い、5時間立って待ちました。

すると、やはり光は角度を変えて、思った通りになりました。

待った甲斐があったとばかりに撮影開始。

最後は撮影をさせていただいたことを感謝しつつ帰路に着くのでございました。

足はパンパンになり、しばらく痛みと疲れに襲われました。

モノクロは光と影の芸術でございますから、ここぞというその瞬間までひたすら待つしかないのであります。

自然の中にいる存在として同化するために、、、

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