もう季節は秋でございます。
今日は秋晴れの中、少し離れた小京都へといってまいりました。
ゆっくりと肌寒くなってきた山間に、色とりどりの形をした木々が出迎えてくれる様はなんとも言い難い美しさでございます。
道すがら見える風景は、もう刈り入れの終わった田圃を整備するトラクターに巻き上げられた土が香りをあげ、土の香りとともにかすかに銀杏の実の強い香りが時々するのでございます。
途中、天然酵母の美味しいパン屋さんがあるのでそこで開店を待ちながら写真を撮って、そこの看板猫を遊んだりいたしました。
なんとも風情のある場所でございます。
紅葉は美しいグラデーションを見せており、真っ赤に染まる頃も良いものですが、緑からオレンジ、赤へと色が移っていく様を見せる姿も好きでございます。
腹ごしらえをしてから目的地へと。。。
何か原風景のような装いが好きで毎年ここには訪れております。
写真の作品を撮るためというよりも何かホッと心を落ち着かせる場所であります。
納品を終えてひと段落といったところでございましたので、なんの気無しに写真が撮れたらと思っておりました。
それでも写真を撮るときは、焼きのことまで考えた構図やらを考えてしまって、神経を尖らせてしまいますのは致し方ないことでございます。
特にモノクロフィルムでありますので、オルソマチックフィルムですのでその点も考慮に入れなければならずうまい具合に撮れたものかうーんとなる次第でございます。
行きつけの露天商のお婆さんは健在で、ここに来ると必ず何かしら買っていきます。
今日は柚子胡椒と梅干しとシソの身の塩漬けとさつまいもを手に入れました。
露天の裏では唐辛子が天日干しされており良い香りを広げておりました。
今日は平日にもかかわらずかなりの人出となっておりましたので、なかなかこれという構図を取ることもできずに帰りに神社へといってまいりました。
ここも紅葉で有名な場所でございますので、人出も多いので夜を待つこととしました。
ちょうど満月の頃合いだったので本殿と月とのマッチでいい具合でありました。
人出もあることからあまりゆっくりとは撮れませんでしたが、今日はゆったりとした1日を過ごすことができて大変有意義な1日でございました。
皆様も紅葉狩りにいくさいはお体などを冷やさぬよう楽しんで、、、