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小西六の技術者 内田康男さん

BSで過去のプロジェクトXが放送されておりました。

Konica35C AFというジャスピンコニカと呼ばれるカメラを作った開発者の苦労と歴史を本人とともに振り返るというものでございました。

わたくしがフィルムカメラを初めて手に取ったのはこのKonicaでございました。

亡き父親が残してくれた遺品に壊れたままで残されており、オーバーホールを近くにあったカメラ屋さんにしていただいて撮った写真の衝撃によってわたくしはフィルム写真を始めるきっかけになったのでございました。

デジタルカメラがすでにある世代の方にとってはオートフォーカスというのは当たり前の機能と思われておると思いますが、Konica以前にはオートフォーカスはなく全てマニュアルが当たり前、動く物体に関しては焦点を当てるのは技術のいるものでありました。

それを世界初でやってのけたのが内田康夫さん率いる開発者たちでありました。

このカメラがなければ、わたくしはフィルムカメラの楽しさに出会うことなく、フィルム写真で人生を賭けるということもなかったわけでありますから、まさしく運命のカメラでございます。

今はもう使うことは無くなったカメラではありますが、大切に保管しておきたいと思っております

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