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自分を顧みて

自分の作品を眺めるたびに、落ち込んでしまうことは毎度のことでございまして、今月から近くの施設にて自身の作品などを置かせていただき、販売などもできる企画があるもので、そこに作品やら自分のことなどを書いた書類を送らなければならず、ここ数日はその準備にも勤しんでおりました。

そこで参考にしていただく作品を、先方にお送りするのですが、作品選びをしている際に、自分の写真をみてはあらが目立ち、良い写真とはとても言えないことに愕然としてしまうのであります。

正直なことを申しまして、いまだに人にお見せできるような写真でないことは自分でもよく理解しておるのでございます。

引き伸ばしに関しても焼きが甘いことが多く、ネガの出来もまだまだでございます。

先輩諸氏から見れば鼻で笑われるような出来であることは重々承知もしており、自分自身でも歯痒く思っておる次第です。

しかしながら、ただ何もせずは置けないのであります。

モノクロフィルム写真をもっとフィルム全盛の頃に戻せたらと、たくさんの人たちが表現技法として一つのジャンルとして認識してくれたらと思う次第なのであります。

今回のコンペでも選ばれるかはわかりませんが、自分の作品が人目に触れることでモノクロフィルム写真に興味を持ってくれる方が一人でもいてもらえれば幸いと思い、応募しました。

批判されたりすることを恐れて行動をしないよりはした方がいいなどと偉そうなことなど言うつもりはありません。

ただそうしないと生きていけないのです。

呼吸できないのと一緒のように。。。

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