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写真業界のマウントアレルギー

表題の通りでありますが、写真を仕事にしておられる方でたびたび上から目線と言いますか、マウントをとりたがる人が多いのも写真業界ならではでございましょう。

わたくしも何度も何度もそういった方々の舌禍に見舞われてまいりました。

「写真家たちを叱って回っています」

「みなさん仕上げの方法を本当に知らないんですよね」

など”一般”の方が聞いたらあなたは誰ですか?と言いたくなりましょう

わたくしもいいたくなりました。

そして当人は狭い世界でふんぞり返っておるのです。

ハービー山口さんあたりが言われるのはわかりますが。。。(ハービーさんはこういうことはまず言われないですよね)

自分を知らない奴は写真業界ではモグリだくらいに思っておるのですから、ほとほと困ります。

こういう出来事に出会うのがそれはそれはもう嫌で嫌で仕方ありませんでしたので、わたくしは写真をされる方と接する時は、何も知らぬ風をしておきます。

対立しようなどと夢にも思いません。

こういう方に出会ったが最後蕁麻疹が出そうなくらいのアレルギーであります。

「写真いつでも教えてあげますよ」

と言われるのですが、「機会がありましたら。。。」と答えるのが常であります。

わたくしは常に自分に偉そうになってないか、フィルム写真をされる方が嫌な気持ちにならないかなど注意をしておりますが、写真を長くされておられる方々の中にはそういった部類が多い気がいたします。

写真に対してアレルギーを持ってしまうことにつながらないかそれが1番の心配でございます

自分は何者でもないと先の題名で書かせていただきましたが、世間からすれば、写真家なんぞは”一般人”でございます。

芸術家としての地位は日本ではまだ完全には確立されておりません。(先人の方々の業績は素晴らしいものではありますが、なかなか日本の中では確立しているとはお世辞にも言えないと思うのです)

そして今日もSNS上では「みなさん仕上げの仕方云々と。。。」

おっしゃっておられる方がいました。朝起きた時にそれをみてしまい、気分が悪い日になったのは言うまでもございません。

その方には技術もありましょう。プロで仕事をされているのですから。しかし、その『みなさん』とはどこまでも横柄な態度になるのです。

SNSをしない素晴らしい写真家の方を知っている自分としては何か複雑な気分になるのです。

その先輩方を差し置いて『みなさん』とよく言えたものだと。。。

アマチュア写真家の方の技術力を知っているのだろうかと怪しんでしまいます。きっと知らないでしょうね。本当に技術を持った無名の写真家たちはたくさんおられます。驚くほどの作品を作っておられます。

今日は少しばかり愚痴っぽくなりましたが、フィルム写真を好きになってくれた方がこういうアレルギーを起こして、写真から離れるのが残念でならないのであります。

わたくし自身も気をつけておかなければならないことだと自戒の意味も含めて書かせていただきました。

フィルム写真に興味を持っていただいてやってみようと思っておられる方

アナログ写真は奥深く深淵でございますれば、探求の道は楽しいものでございますので、どうかアレルギー反応に対しては静かに通り過ぎるのを見ているだけで良いのものですので、共に楽しむ仲間として切磋琢磨して参りましょう。

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