わたくしの暗室で使用しているライトボックスは少し変わっております。
病院で骨折やCTスキャンの時に見るレントゲン室のそれであります。
ネガは基本的にはライトボックスのみの確認であります。このライトボックス。何がいいのかというと狭い暗室の中で立てられること、上部にフィルムを差し込んで写真のように確認することができるというところ、スイッチがトグルスイッチ!これが一番いいところです。
やはりお気に入りの道具を揃えていくことに喜びを感じる次第でありまして。
構造が簡単なものであれば、自分で修理なども出来ます。昔のものは丈夫で作りもシンプルでありますので、そういったところもいい点であるかと思います。
暗室は最初は小さくスカスカでありましたが、徐々に道具を集めていき、今では戦闘機のコックピットのような状態になっております。最小限度の動線にて作業をしております。
以前スキャナーを使うことに関しては苦手な旨を説明しましたが、スキャナーによってその写真の要素を左右されたくないとの気持ちもございますれば、やはりライトボックスで確認していく方が、何かと想像力も磨かれますし、一番はフィルム写真をやっているという自己満足を満たすことにもなりますので、やはり、フィルム全盛の頃のやり方を踏襲しておきたいというものでございます。
後々そういったことに関して合理的にされても良いでしょうし、スキャナーが全て悪いわけでもありませんので、やり方は人それぞれフィルム写真を楽しみましょうと締めくくりたいわけであります。