わたくしは寫眞家であると名乗っております。同時にシリアスフォトグラファーとも名乗っております。
それはわたくしの覚悟であります。生半可な気持ちで写真を作成しているわけではございません。
その覚悟があるからこそ批判を受けることもありますし、賞賛を受けることをもあるというものでございます。
写真を作るものにとってネガは素材でありながら、写真家の秘密のものでございます。
完成された写真はプリントされたものだけあります。
トリミングをすることもありますが、世界は35ミリで都合よく切り取れるものではないというユージンスミスの言葉通りであります。上記の言葉も彼ものでありますが、全くそのとおり
写真を仕事にしている限り、どんなにきつくても時間がなくても仕上げなければなりません。楽しいだけではない辛さを乗り越えなければ見えてこないものがございます。
環境が整っていなくてもやれるだけやるのが仕事にしているということの証左であると思っております。どんなに名があっても技術があってもこの感覚のない人は写真家とはいえません。
だからこそわたくしは一人シリアスフォトグラファーとして世に表現を通して戦い続けるのでございます。