お盆の季節でございまして、コロナ禍の中で帰省を躊躇されたり、できない方もいらっしゃると思われますが、日本の風習としては残していきたい素晴らしい文化であると思われます。
死という生きているうちには知ることができない不安な曖昧な概念でありながら、実際に訪れるであろう事象に敬うことで、その恐怖をわからないことから身近なものにすることで受け入れようとする日本人の感性に、その歴史に感嘆するばかりでございます。
写真の世界でも死を恐怖の対象ではなく、敬うことで人の意識を変えようとする方もいらっしゃいます。
サリーマンなどはそう言った意味では素晴らしい写真家でございます。
ちょっと不気味な印象を与える写真集などもあるのですが、ご興味があればぜひ見ていただければと思っております。
表題の通り、人だけが神を持ちます。それは心の拠り所とするものであったり、救いであったり、苦しさを紛らわせてくれる存在であったり、自分の命そのものと同価値であったりと、人によってさまざまではございますが、希望を持って生きるためには必要なものだと感じております。
ニーチェの提唱する超人にはわたくしはとてもなれそうにはありませんので、神を信じております
自分自身の心の弱さをいつも感じており、人に対しても怒りや憎しみを覚えることもあり、理不尽な仕打ちや、うまくいかないことに対しても焦燥感を感じたりいたします。
そんな時は、神への祈りでなんとか気持ちを落ち着かせようともいたします。
自分自身の気持ちの強さでは如何ともし難いのでございます。
自然の中に身を置いていてもその存在を感じることで心を保とうといたします。
こんなお盆の季節であるからこそ亡き魂に対して尊崇の念を思い起こしていこうと感じる次第でございます。