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未知との遭遇

未知なるものへの恐怖は、その正体がわからないからだと思われます。

しかしながら、幸いなことに人間というものは考える力。つまりは思考するということをあたられております。これはまさに未知なるものへの恐怖と戦うため、受容し、それを糧とするために与えられた素晴らしいスキルであると信じて疑いません。

コロナウイルスも然り、人生においても、他の人間にしても、倫理的に逸脱した事件にしても、自分が作り上げた世界からは想像もできない事象などに出くわすと正体を失い、思考を止めてしまいがちでありますが、常に冷静に思考することこそ肝要と思っておる次第であります。

写真を撮るという行為は、被写体に対して冷静にオブジェとして見るということを常に念頭においておくことを教えられてきておりますが、考えるということは大切なことでございます。

時に未知なるものへの憧憬というものもございます。経験したことのないこと。

写真は未知なるものを撮り、じっくりと考えることができるものでもあります。

海ひとつとっても、知ったつもりでありますが、人類は海の全てを知っているわけではございません。

観念的に知ることとは違うと思っております。

生と死も全てが未知であるからこそ悩み苦しみ、常に考え続けなければ恐怖に取り憑かれてしまうと思っております。

わたくしは知るためにも考えるためにも日々写真を撮り続けるのであります。

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