昨今、adoxなどは自社での印画紙コーティングを行うためにMCC110などは、今は全く市場にはありません
わたくしなどはこの印画紙のみしか使わないため、MCC110、112などの代用品を探してはおりますが、adoxの印画紙より、もしくは同様品というものは今のところないと思っております。
手焼きプリントは、現在は完全に止まってしまっております。
そのほかにはILFORD社などの印画紙が最も有名でありましょうか。
問題は良い印画紙の安定した供給にございます。こういった世界にいますと、勘違いしてしまいますのは、フィルム写真を撮って作品を作っている人はたくさんいるのでは?というものです。
どの世界でもそうかもしれませんが、同じ世界にどっぷりと浸かっていると、視野が狭くなり、仲間はたくさんいると思い込んでしますことです。
パイプタバコの世界もそうでございますね。
自分自身がフォーカスしているため、調べるもの勉強するものなどは写真のことばかりになりますし、SNSなどを覗くとやはりモノクロ写真をやっている人はたくさんいるなあと思ってしまいがちなのですが、実際はそうでもなかったりいたします。
でなければ、フィルムも値上がりしませんし、現像液も消えることもなく、メーカーも潰れたりはしないでしょうし、印画紙も不足することもございません。
フィルム写真をしている方はやはり少ないものでございまして、もっともっと全盛期までは行かないまでもフィルム写真について語れる仲間が増えていくことは楽しいことでございます。
そうすれば印画紙も安定して供給されましょうし、そんな単純な話ではなかろうかと思いますが、自分の行動で世界が変わるものだと決意して(実際は毛筋ほども変わりません)やっていくしかありません。
adoxのMCCが再販になった暁には、今よりも少し多くなったフィルム写真仲間とともに作品を批評し合うことができるのを楽しみにしておきましょう。