ここ最近はたくさんの方の目に触れていただけるようにハガキやチラシを方々に配らせていただいているところでございます。
それもこれもご縁ある素晴らしい方のご協力のおかげでございます。この方がいなければここまで個展の案内などを周知できなかったものでありますので本当に感謝してもしきれないほどであります。
新しくこのサイトに来られる方もいらっしゃると存じますので改めて自己紹介がてら書き記したいと思います。
サジキハラテツと申します。シリアスフォトグラファーと名乗っておりますのは、故植田正治さんという素晴らしい写真家が提唱した写真家としてのスタンス及び名称でございまして、自分はこの方を敬愛しております。
なのでこの名称を恐縮ながら使わせていただいております。そうすれば、シリアスフォトグラファーとはなんぞやという疑問から植田正治さんを知ってもらうきっかけにもなろうかと思ったからです。
モノクロフィルムのみを使用しております。以前はカラーフィルムも利用しておりましたが、表現を突き詰めていく段階で白と黒のみで行う方法が自分の表現したいことに合致したからでもございました。
自分が表現したいことは「創造者の存在を感じること」が命題でございます。それによって乖離している自然と人間の意識を一体化させることを念頭に置いております。モノクロにて創造者の意識を感じることができる写真を求めたからこその選択でございました。なおかつ、銀塩写真ということで自らの五感を使っての写真作成ができるとのことも表現の選択をする際の大きな要素でありました。
暗室にて日々美しい自然の中に創造者の息吹とも言えるその残滓を追い求めております。
端的に書き記した次第ではありますが、概ねモノクロフィルム写真で活動しているシリアスフォトグラファーと思っていただければ幸いでございます。
今回の個展では30点の銀塩写真を展示いたしますので、恐縮ではございますが、ご来場いただき何か1日の終わりに夕日を見た時のような、そんな感情を抱いていただけたら幸甚の至でございます。
自分の小さな力では何一つとして成し遂げらなかった今回の個展の準備に至ってはたくさんの方のご協力とご尽力に感謝する次第であります。
残り1ヶ月さらなるより良い作品を作り出して展示まで頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。