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熊本旅行で得たもの

「いつだってどの場所であっても理由もわからずに競い合っている。助け合っているような言葉を使っていても結果的にはどの人よりも見てもらいたい、技術の優劣をつけようとしている。

写真は誰にでも撮れるものである以上、競い合う必要も最初からなく、同じ場所にいて、人と違うことをしようと躍起になることも無く、ただ向き合う光景と風景に共感と共有をするだけです。

写真は誰に表明するかは、なにも関連するものでもなく、フィルム写真ならネガを作り、印画紙に焼いてそこで完結になります。

それ以上もそれ以下もなく、技術の優劣も結果であり、自分以外の人が見た時の比較でしかなく、それは関係ないしその写真には何の関係もありません。

自分が被写体と向き合った記録であり、それが芸術性を帯びるかどうかは別の話です。

写真に関しての議論は、私からすれば写真の価値をどうにかして見つけようとして、ひたすらに言葉を羅列させているようにしか見えません。

どんなに写真の素晴らしさを語ったところで焼いた時に全ては完結し、語る必要はないのであります。

今回の熊本への寫眞旅行で得たものでございます。より良い写真はもちろん賛辞を送るのは当然です。しかしながらそれの反意として他の写真を批判したりすることは意味のないことでございます。

日付が変わった12時から出発して5時ごろに到着し、しばしの睡眠ののち撮影開始。初日は前日の暖かい日差しののちの冷えされた空気のせいか眼前は真っ白な世界となっておりました。

その中で数メートル先しか見えない中で馬たちは生活をしているのでございました。

以前来ていた時と違い馬たちは冬に備えてまるまると太っておりましたが、やはりインスピレーションを受ける光景であり、シャッターは次第に早まってくるものでした。

阿蘇に行った際のルーティンは決まっており、朝の写真を撮影し、お昼頃に休息する、そしてまた撮影となります。初日はまだ寒さに慣れていなかったのでだご汁をいただいた次第でございます。

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