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刺激を受ける人

今日はプラナーを修理すべくいつも写真作品を見ていただいている方のところへ行ってまいりました。

ついでに自分の作品も見ていただいて、よりいいものにするべくアドバイスをもらいにいく次第であります。

ハッセルはボディは治りましたが、レンズは未だ治らず。。。

着くなり早速レンズを見てもらい、馴染みの修理屋へと見積もりの連絡となりました。

そのあとは写真の話に花を咲かせておりまして、今回の自分の作品に関してはよく焼けているとのこと、また構図に関しても色々とアドバイスをもらいつつ、そのかたの写真作品も見せてもらい、今日は時間がたくさんあったので秘蔵の作品も見せてもらった次第。

いやはやこんな写真を作る人が無名のままでいることの不思議さ。

その方の写真を見せれないのが残念でなりませんが、売れるために写真を作成しているわけではないとのことでありますし、ご高齢になられた今でも毎日暗室に入っておられるその情熱!

感嘆いたします。ポール・カポニグラの写真集も見せてもらい、以前はストーンヘンジのオリジナルの写真を見せてもらいましたが、これもまたモノクロ写真の真髄を見せつけるものでありました

近くにこんなにも刺激を受けれる方がいることがなんと幸運なことか。

そしてこの方が未だ写真界で無名という知る人ぞ知る方ということの失望感。日本の写真を取り巻く環境はとてもではないですが、悲しいものであります。

有名であったなら出会うことはなかったかも知れず、写真に悩んだ際にはここへ足を運ぶことがわたくしにとっての進歩の道標であります。

名誉心のための写真ほど品のないものはございません。

わたくしは自分の世界観を広げるために写真をしているのでございますから、こういう方の言葉一つ一つが納得するものであり、そして刺激を受け続けることができるのであります。

帰りは良い時間であったので海辺の夕日を見ながら、明日はもっといい写真を作ろうと心に決めるのでございました。

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