友人というものは得難いものと言われますが、わたくしに友人は一人もおりません。
困った時にしか連絡をしてこない方ばかりでございまして、辟易しながらも連絡を返したりもしておりましたが、写真のことをするにつけてどんどんとわたくしは神と言う名の創造者を自分の中に感じ始めております。
人の中にいるとあまりにも複雑であり、善良な人々の中にもわたくしという存在の不安感を感じてしまうのでございます。
ただ、自然の中にいる時にだけわたくしは全てが完璧に存在していると感じるのであります。
自然の中で感じる恐怖、喜び、孤独。
「孤独なるものよ、汝は創造者の道をいく」
大好きなニーチェの言葉ですが、わたくしの心にあるものはだた一つ。
この自然の中にある創造者の息吹なのでございます。
そしてわたくしは今日も現像という創造をするのでございます。