ここ1ヶ月、梅雨の再来とばかりに長雨が続いております。
憂鬱な日々ばかりでございまして、災害に見舞われる地域も毎年毎年、報道されております。
わたくしなどは都市部に住んでいるためたまたまそういった被害に遭わずに済んでいるだけでございまして、被害に遭われた地域の方々にはお見舞い申し上げる次第でございます。
写真を撮るとなると雨の日はなかなか題材にしても難しいものでございますが、雨の日が続かなければ見れない景色というものもございます。
時折、人は自然の外側にいると思ってしまうことが多々あります。
弱い存在であるがためにコミュニティを作ることで、社会システムを作ることで身を守るしかなかった人間は自分たちが自然の一部ということを度外視して、自然の中にあっても観察者としての感覚を捨てきれないのでございます。
どんな時であっても人間は自然の一部でございます。
自然を壊すのも、自然を尊ぶのも、選ぶことができるのは自然の中に存在するサイクルと同じことだと感じておる次第であります。
だからこそ、雨あがらぬ時であってもいつしか再生されるであろう自然の営みに身を委ねていこうと思うのでございます。