




19世紀の日本ではピクトリアリズム運動からガムプリントが隆盛を極めていたとのことです。
写真はそれまで記録としての側面が強く、芸術としての認識が乏しかったため絵画のような技法と表現方法から生み出され、芸術への昇華を促しました。
しかし、日本のお家芸とも言われたガムプリントもその技法は今やロストテクノロジーとも言われ実際に作品として発表する作家自体もいなくなってしまいました。
昨今、感材メーカーであったオリエンタルが印画紙などの生産から撤退しました。
私にとってオリエンタルの印画紙であったからこそ銀塩写真を継続できていたこともあり、青天の霹靂でありました。
これは、とても衝撃的な出来事であり、今後の作家活動において作品を継続して制作することが難しい状態となりかねない出来事ありました。
それならば、もう自分で印画紙を制作していくしかない。
そう思い買って学んだガムプリントへの挑戦を心に決めました。
しかしながら、劇物を使用するガムプリントは個人ではなかなか難しい。
色々と調べている最中劇物を使用しない方法を見つけることが出来ました。
今、そのガムプリントを制作しています。
11月には展示会がいくつかありますので、完成すればそこで発表できるかと思います。
まだまだ作品としての完成度は低いものの感光することまではテストで確認できましたので、形にできるまでいたいと思っております。
まずは、35mmフィルムと中判のフィルムを11×14インチのフィルムに引き伸ばす複写ネガの技法を確立することが出来ましたので、大きな一歩です。
ここの作業が成立しなければ、ガムプリント自体が製作できません。
ガムプリントはその性質上密着焼きの紫外線露光しかできないからです。
ただ、ひたすらに継続して完成まで諦めずに取り組みたいと思います。