左が表で、右が裏表紙となります。

実際はかなりの黒い表紙で、漆黒という名前があるほどの黒い紙を使用しています。
光を吸い込むほどの黒さで、棚などに置いておくと一際目についてしまうほどの異質な存在感を出すようにしました。
銀箔インクとの相性も良かったようで、今回印刷を依頼した祥文社印刷様でもホームページにて紹介させてほしいとのお声もいただきました。
明日25日より販売受付開始となります。
表紙裏は、暗室をイメージしたものとなり、赤のトレーシングペーパーが差し色になるように工夫しております。
「黒い風」の題名ですが、蘇軾の漢詩やクトウルフ神話おいてもに塵や埃を巻き上げる強い風と激しい雨など暴風雨の表現として使われています。
この世界において、写真の世界において自分は一つの黒い風のように何人にもとらわれず嵐のように突き進んでいく覚悟で歩んでいます。
異質な存在であり続けるようにとの思いも込めてこの題名にしました。
インスピレーションにて降りてきたことも一つの要素です。
そして、出版日などの情報は一切を省きました。表現の時間軸を設けたくなかったからです。表紙にも名前を記載しなかったのは、この本がサジキハラテツそのものであるという感覚を覚えてもらいたかったためです。
この写真詩集が一つのキッカケとなり、より知っていただく機会になれば幸いです!