「写真家だけでは生きていけない。」
そんな言葉は、何度も耳にしてきた。
確かに、それは簡単な道ではない。
けれど、簡単ではないからこそ挑む意味がある。
誰もが損得を計り、効率だけを求める時代。
不条理に目を背け、美しいものだけを消費する世界。
だからこそ私は、その裏側にある真実を写し続けたい。
写真は、人生を豊かに飾るためだけのものではない。
この世界に確かに存在した痛みや孤独、矛盾や沈黙を刻み残すものでもある。
困難だから価値があるのではない。
困難であっても、それでもなお写さずにはいられないものがあるから価値がある。
そしてその価値というものは金銭をいうのではない。
人が人であり続けることの意味を問うている。
私は、その一枚のために生きていきたい。
困難な道だからこそ
誰も成し遂げられない道を僕は行く。
写真家として。
