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nine state silver salt club始動

この度、ナインステートシルバーソルトクラブを開始いたしました。

そもそも、初個展を始めた時から構想もしていて個展と同時に開始する予定ではありましたが、諸所の事情によりこれまで伏せていました。

暗室でのワークショップ的なテストも経験し、アナログ写真を、この文化を失わない足場を作らなければ、結局は衰退の後に消え去るのを待つばかりとなると思い、再度この夢を続けようと思った次第です。

理想だけではどうにもならないことは、今まで写真家として活動してきて百も承知のことです。

それでも、自分が誰にも負けないものは写真への情熱と諦めの悪さ、それだけです。

この困難な世に、辛さばかりの現実。ネットは常に自分のみたいもの、心地いいものに囲まれていたいと思う仮想に、無痛の世界が広がっている。

ガンダムの生みの親である富野監督が言った言葉にこういうものがあります。

「安定ややりがいは、見つけるもの、作るもの、生み出すもの、獲得するものだ」

簡単なことじゃない。しかし簡単じゃないことだからこそ挑戦し続けなきゃいけないし、このアナログ写真を未来へ繋いでいくための足場を自分たちが作っていくのだという想いを同じくする人たちがきっといると信じています。

一つの文化がなくなるということ。それはいとも簡単でありながら、失った時にそれを共有していた人との記憶も失ってしまうものです。

もし、今携帯電話がなくなったとしたら、音楽が、映画が、絵画が、あらゆる当たり前にあるものがなくなった時にそこにあったはずの友情や恋、あらゆる物が色を失い記憶から消え去ってしまう。

初めて恋をした人と行った映画館、音楽で繋がった親友、最後に電話した母の声、文化とは人と人を繋ぎ続ける媒体です。

形ある写真は、家族を友人を愛する人を撮り続け、時には芸術の領域まで高めて、人を引きつけてきました。

写真が芸術である理由は存在と不存在の証明にあります。

そこには客観と主観がなければ成立しない関係性がある以上は絵画と同等になりうる可能性は常に含まれている。

決して失ってはならないものがあるのです。

その思いを諦めずに戦っていく。

かって自分が憧れた大人たちはそうあったように。

自分も諦めずに戦っていく大人でありたいと思う。

Screenshot

チラシとDM用のデザインです。知り合いのカメラ屋さんや現像屋さんに置いてもらえる様になりましたら告知いたします。

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